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2009-08-06-Thu
(末尾に追記あり 8/6夜)
もう遥か昔の(汗)小学校1年生の夏休み。
その春に引越ししたばかり、親たちにもまだ意欲や希望があった頃なのだろう、
貧乏な我が家には珍しく、姉と私に課題図書を買ってくれた。
(課題図書を買ってもらったのはそのとき1度きりだ)

1年生の私には「かたあしだちょうのエルフ」。
作者の名前を変な名前だと思った。(作者さんすみません)
切り絵のような版画のような絵で、幼な心に表紙の黒豹が怖かった。
だちょうのエルフが皆を守るために猛獣と戦って片足を失い、
皆が疎遠になっても、皆を守るために力をふりしぼって片足で黒豹と戦い、
ついには片足立ちの姿のままの木になった、という話だった。
怖くて切なくて可哀そうで、でも何度も読み返した
そして、3年生の姉には「八月がくるたびに」。
姉のいないときに、勝手にひっぱりだして読んだ。
身体をぎゅっと縛り付けられるような恐ろしい本だった。
もう遥か昔の(汗)小学校1年生の夏休み。
その春に引越ししたばかり、親たちにもまだ意欲や希望があった頃なのだろう、
貧乏な我が家には珍しく、姉と私に課題図書を買ってくれた。
(課題図書を買ってもらったのはそのとき1度きりだ)

1年生の私には「かたあしだちょうのエルフ」。
作者の名前を変な名前だと思った。(作者さんすみません)
切り絵のような版画のような絵で、幼な心に表紙の黒豹が怖かった。
だちょうのエルフが皆を守るために猛獣と戦って片足を失い、
皆が疎遠になっても、皆を守るために力をふりしぼって片足で黒豹と戦い、
ついには片足立ちの姿のままの木になった、という話だった。
怖くて切なくて可哀そうで、でも何度も読み返した
そして、3年生の姉には「八月がくるたびに」。
姉のいないときに、勝手にひっぱりだして読んだ。
身体をぎゅっと縛り付けられるような恐ろしい本だった。
長崎の原爆の話なのだが、なによりも冒頭の絵が怖い、
いや怖いというより気味が悪かった。
シュールレアリズムの絵画やコラージュの不気味さといった感じか。

たしか表紙裏に濃いめの地に白抜き文字で
広島と長崎の原爆により死亡した人数が
怨嗟を込めた呪文のように書かれていたような気がする。
この本はナガサキの話だが、ヒロシマの方が死者が多いんだと思った記憶がある。
ヒロシマもナガサキも知らなかった私は
この本で原爆のことを知ったといえるかもしれない。
不気味な挿絵はその悲惨さを感覚に直接訴えてきて、逃れられなかった。

あらすじは覚えていない。覚えているのは怖かったことだけ。
だが、今でも、八月になると頭に浮かぶ言葉は
「八月がくるたびに」
なのである。あの挿絵の気持ち悪さと恐ろしさとともに。

-------(追記)-------
ネットで検索してみたら、どちらの本も今でも入手できるようだ。
「かたあしだちょうのエルフ」の表紙はそのままだ。懐かしい!
しかし「八月がくるたびに」の表紙は全然違う。
あの頃の挿絵ではなく、毒を排した装丁になっているらしい。
さらに、新旧とも挿絵はゲージツ家のクマさん(篠原勝之さん)だった。
クマさんってああいう絵を描く人だったのか!知らなかった。
昔の挿絵も他人様のブログで発見。興味のある人は検索してね。
いや怖いというより気味が悪かった。
シュールレアリズムの絵画やコラージュの不気味さといった感じか。

たしか表紙裏に濃いめの地に白抜き文字で
広島と長崎の原爆により死亡した人数が
怨嗟を込めた呪文のように書かれていたような気がする。
この本はナガサキの話だが、ヒロシマの方が死者が多いんだと思った記憶がある。
ヒロシマもナガサキも知らなかった私は
この本で原爆のことを知ったといえるかもしれない。
不気味な挿絵はその悲惨さを感覚に直接訴えてきて、逃れられなかった。

あらすじは覚えていない。覚えているのは怖かったことだけ。
だが、今でも、八月になると頭に浮かぶ言葉は
「八月がくるたびに」
なのである。あの挿絵の気持ち悪さと恐ろしさとともに。

-------(追記)-------
ネットで検索してみたら、どちらの本も今でも入手できるようだ。
「かたあしだちょうのエルフ」の表紙はそのままだ。懐かしい!
しかし「八月がくるたびに」の表紙は全然違う。
あの頃の挿絵ではなく、毒を排した装丁になっているらしい。
さらに、新旧とも挿絵はゲージツ家のクマさん(篠原勝之さん)だった。
クマさんってああいう絵を描く人だったのか!知らなかった。
昔の挿絵も他人様のブログで発見。興味のある人は検索してね。
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